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レスベラトロールが脳の細胞に影響を与えることがわかりました

名古屋市立大学大学院医学研究室の岡嶋研二教授の研究で、
赤ワインに含まれるポリフェノール成分の一つの「レスベラトロール」に
認知症のリスクを軽減する作用があるという事が分かりました。

その内容は、レスベラトロールが海馬(かいば)と言う
記憶や学習をつかさどる脳器官に刺激・影響を与えるというものです。

影響を与えることによって得られる効果は、
脳の神経細胞を活性化させて情報や記憶の再生と言った
伝達スピードをアップさせることです。

従来の伝達スピードより1.5倍も変わるのです。(通常比)

認知症は脳の一部の働きが悪くなることによって起こってしまいます。
(働きが悪くなることによって、様々な障害が出てきます。)
脳の働きを向上させるので認知症に改善の兆しがある!という訳なんです。

今まで、赤ワインポリフェノールが与える効果としては、
高い抗酸化作用しか認められていませんでしたが、
レスベラトロールの働きのおかげで、
神経系に影響を与えていることが発見できたのです。

もちろん赤ワインにだけ含まれる成分なので、
白ワインで実験した結果は全く効果が無いものでした。

フランスのボルドー地方で65歳以上の人を対象に行った調査で
さらに興味深い結果が分かりました。

赤ワインを飲んでいる人と飲んでいない人の痴ほう症発症率の割合

飲まない人 4.5% (48/971人)
250cc未満 5.1% (47/922人)
250cc以上 1.1% (4/380人)

実は飲んでいる人の方が、痴ほう症になりにくいのです。

まだ研究段階の見解ですが、アルツハイマー型痴ほう症にも
赤ワインの効果を期待できるようです。

その背景には、アルツハイマー型痴ほう症の特徴でもある
プラークの形成を引き起こすたんぱく質の生成を妨げる効果が
赤ワインにある。と予測されているからです。

※プラークとは、動脈硬化が原因で血管が病変したところをいいます